自然の睡眠リズムをフォローする
現代人の生活は、自然の睡眠リズムにさからうような行動や生活スタイルが増えています。
それが不眠症の人が増えている大きな原因のひとつですが、ちょっと一工夫して自然の睡眠リズムをフォローしてあげることで、入眠をスムーズにすることができます。
入眠前の体温低下をフォローする
抱っこしている赤ちゃんの手足が温かくなったと思ったら、スーッと眠り込んでしまった。
お母さんなら誰でも経験していることですが、これは手足に血流を集めて脳の温度を少し下げて眠りに入る自然のリズムです。
もちろん大人でもこのリズムは同じです。このリズムをフォローして寝つきやすくするには、いちど手足を温めて、それが放熱するときに脳などの体の深部体温が下がるのをうながします。
それにともなって眠気がおそってくるのでそのタイミングで眠りにつくのです。
このフォローには寝る30分〜1時間前に、ぬるめのお風呂で半身浴するのがおすすめです。半身浴なら20分、全身つかるなら10分が目安です。
ぬるいお風呂には交感神経の興奮をしずめて心身をリラックスさせる効果もあります。
夜は強い光をあびない
人間はもともと、24時間の中で、太陽の光があるうちに活動し、太陽が沈むと就寝するという自然のサイクルを持っています。
でも、現代は、人工的な光が作り出され、24時間いつでも活動できるようになりました。
夜、本来は就寝するべき時間に太陽の光に匹敵するような強い光を浴びると、自然の睡眠リズムが乱れ、うまく眠りに就けなくなります。
ですから、夜寝る前の時間帯は、強い光を浴びず、できたら弱めの明かりの中で過ごすようにしましょう。
昼の間に適度な運動をする
昼間の適度な運動は、睡眠リズムの形成をフォローする働きをします。そのメカニズムをご説明します。
睡眠時は筋肉への血流は減って、消化器官への血流が増えています。
よく運動する人は、運動不足で筋肉への血流が少ない人と比べて、起きているときと寝ているときのこの血液分配のメリハリが大きくなります。
このことが、夜の安眠につながります。
また、運動することでセロトニンという脳内物質の分泌が増え、それが夜に眠気を誘発するメラトニンの分泌を盛んにします。
もちろん運動による適度な疲れも、入眠と上質の眠りのプラス材料です。
30分程度のウォーキングなどの軽い運動でも効果があります。
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