枕一つで毎晩の眠りは変えられる
満足できる睡眠を毎日続けることができたら本当に幸せだと思います。
一日の3〜4分の1を過ごす寝具は、満足できる睡眠になるかのカギと言えます。
敷き布団、掛け布団、枕などいろいろな組み合わせがありますが、ここでは枕一つでどれほど睡眠の質を左右するかについて考えたいと思います。
理想的なカーブを描けるか
人間は立っている間、ずっと首で重い頭部を支えなければなりません。
でも、頸部・背骨・腰のS字構造によって重たい頭部を支えていますので、力はそれ程使っていません。
姿勢よく立っているときのS字ラインは理想的なカーブを保っていますが、寝ているときもこのカーブを保つことが大切です。
枕はこのカーブを保ってよく眠れるために、実は非常に大きく影響するものなのです。
首が頭の重みから唯一解放されるのは横たわった時です。
その時に首には負担を掛けたくないですよね。
首の角度は背骨にも影響を及ぼしますし、それが何時間も続くわけですから。
枕は高さがポイント
枕は必須ですが、首に負担のかからない枕を選んで毎日ぐっすり眠るにはどうしたらいいでしょうか。
枕選びのポイントをご紹介しましょう。
固さ、素材、高さなど様々な視点が関係しますが、特に枕の高さは重要です。
高さは固さとも関係しますが、枕が高すぎる、または低すぎると首の神経が圧迫されて首がまったく休まりません。
柔らかすぎるのも首にかなりの負担が掛かることになります。
朝の枕はどんな様子?
自分に合っているか判断する材料として、朝起きた時が分かりやすいと思います。
もし、朝起きて枕がドーナツ形に凹んでいるようなら、その枕は柔らかすぎるでしょう。
また、枕が頭の位置からずれていたり、完全に枕から落ちていたりするなら、適切なものではないでしょう。
それは眠っている間に必死に寝返りしようとしていた、つまりスムーズに寝返りが打てなかったということだからです。
ほかにも、枕の下に手を入れている、常に枕の高い所/低い所を探し求めている、ということはないでしょうか。
このようなポイントを考えてみて、一つでも当てはまるようなら枕を見直したほうが良いかもしれません。
いびきも改善する
枕が適切な高さなら、いびきをなくすこともできますし、睡眠時無呼吸症候群を改善することもできると言われています。
寝具の中でも、枕はその良しあしが睡眠の質に現れやすいですが、調整もしやすいものです。
自分に合ったものを選んで、ぐっすり眠れるようにしましょう。
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