ハーブサプリについて(1) お勧め

睡眠を助けるハーブサプリについて(1) お勧め

睡眠障害に効果があるハーブはいくつかあります。

 

ここでは「セントジョーンズワート」と「バレリアン」をご紹介します。

 

セントジョーンズワート

 

セントジョーンズワートは別名「セイヨウオトギリソウ」と呼ばれる天然のハーブです。

 

古くは古代ギリシャから、使用の記録があります。

 

日本でも古くから鎮静剤、止血剤などに使われてきました。

 

ドイツなどヨーロッパでは、医薬ハーブ製剤として処方されています。

 

アメリカでは医薬としてではなくサプリとしての使用で「ハッピーハーブ」「サンシャインハーブ」と呼ばれ、人気があります。

 

睡眠ホルモンを助ける効果

 

セントジョーンズワートにはセロトニンの分泌を増やす効果があり、このため睡眠障害に効果があるハーブとして認知されています。

 

他に不安症、月経前症候群や更年期障害の症状を和らげる効果もあります。

 

日本でもセントジョーンズワートのサプリが、DHC、小林製薬、ファンケル、ヘルシーワンなどから発売されていて、手軽に購入することができます。

 

1日の摂取量は1日3回、300mgずつ、1日900mg程度が勧められています。

 

副作用は少なく安心

 

セントジョーンズワートは、単独では副作用がそれほどないとされていますが、他の睡眠薬、医薬品などと併用すると薬の効き目を弱めたり、副作用が強く出たりするので注意が必要です。

 

また飲み始めてから効果が出るまで4週間から8週間かかります。

 

セントジョーンズワートはハーブティーとしての飲用もできますが、効果はサプリには劣ります。

 

バレリアン

 

バレリアンはヨーロッパ原産の「セイヨウカノコソウ」のことで、根の部分に薬効があります。

 

古くから精神や神経を鎮める効果が知られていました。

 

バレリアンの根にはテルペン類、アルカロイドといった成分があり、これらはγ-アミノ酪酸(通称:GABA)を活発にします。

 

GABAは脳の覚醒を抑制するので睡眠の改善をします。

 

バレリアンにはセントジョーンズワートと同じように、サプリやハーブティーでの摂取が一般的で、ドイツなどヨーロッパでは、医薬ハーブ製剤として処方されています。

 

 

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