高齢者の不眠の原因

高齢者ならではの理由

年齢を重ねていくとともに生活リズムが変化していきます。

仕事をしているときは、毎日毎週のリズムがはっきりしているので、睡眠も規則正しく取りやすかったでしょう。

しかし高齢になってくると、仕事もなくなり人付き合いも減ってきますし、それに伴って家から出る必要もなくなるので、太陽の光を浴びることも減ってしまいます。

それが続いていくと、睡眠と覚醒のリズムがあいまいになっていくことになり、不眠症になりやすくなります。

なかなか寝付けない、夜中に何度も目が覚めてしまう、暗いうちに目が覚めたらそのまま朝まで眠れない、熟睡した感じがしないなどです。

身体的な変化

また膀胱の筋力が弱まるので頻尿気味になり、トイレにいくのが数時間ごとになり、そのたびに目が覚めてしまうという傾向もあります。

高齢になるとどうしても足腰の痛みを抱えるようになるので、そのために眠りが妨げられることもありますし、絶対的な運動量が減ることによって適度に身体が疲れることもなくなるのも不眠の一因です。

服用する薬の種類が増えていくのも原因となります。

年齢に伴う症状のために処方される薬の中には、睡眠を妨げる成分が入っているものもあるからです。

脳の機能障害

加齢とは別に、脳に障害が起きることによって体内時計が正常に機能しなくなることでも、睡眠が不規則になり不眠症状をもたらすこともあります。

夜中に起きていたり、昼間は目覚めた状態を維持できないので寝ぼけたようになったりします。

認知症と似ていますが、適度な活動を行うようにすれば、疲れと休息のリズムが戻ってきて改善することができます。

また眠れなくて睡眠不足になっても、そのために大きな病気になることはまずありませんので安心してください。

栄養不足が原因のことも

不眠に悩んでいる高齢者の場合、身体的なところに原因があることもあるのですが、必要な栄養素が不足している場合もあります。

普段の食生活ではなかなか摂ることのできないものだったりするとなおさらです。

そこで、栄養を補うものとしてサプリメントを活用するのはいかがでしょうか。

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