女性に不眠症が多い理由
睡眠の仕組みは非常に複雑ですが、睡眠の質はホルモンの働きに影響されやすいと言われています。
女性の場合は年代ごとにホルモンバランスが大きく変化していくために、男性よりも不安定になりやすいのです。
そのため、バランスが崩れるたびに不眠症になりやすくなってしまうのです。
仕事や育児
仕事、育児、家事、介護など生涯のなかで様々で重要な役割を果たしている女性は、どうしてもストレスを抱えがちです。
20代〜30代の働き盛りであれば毎日仕事のストレスにさらされて、疲れているのに十分に睡眠を取れないことが多いことでしょう。
妊娠と出産も大きなストレスとなることはよく知られていますね。
たいていの女性はマタニティーブルーを経験しますし、すべてが初めてで夜昼関係なく子どもの世話をすることからくるストレスもあります。
その後も、子育てと家事と仕事を掛け持つ方も多いですが、それ以外に家庭内や親の世代との人間関係でストレスが重なっていくかもしれません。
家事や親の世話
専業主婦だとしても、朝は一番に起きて一日中働き、夜は遅く帰ってくる家族のために遅い時間まで起きて待っている、がんばり屋さんが多いです。
当然ながら睡眠時間が短くなりますし、次第に不眠症になるリスクが高いでしょう。
中高年であれば子育ては終えたものの、更年期障害を抱えるようになり、と同時に親の介護の必要も高まっていく年代でしょう。
こうしたストレスが多くなると精神的に緊張した状態がつづくので、寝付けない日が多くなり不眠症状を訴えるようになります。
眠りやすい習慣を
もし睡眠障害を抱えるようになってしまったらどうしたら良いのでしょうか。
ご自分を忙しくしている原因はすぐにはなくならないでしょうから、ご自分の生活パターンを定期的に見直してみることができます。
忙しい日々の中でも、リラックスしてストレスを緩和する時間を少しずつでも取り分けることができないでしょうか。
また、お風呂は心身ともにリラックスする効果を高めますし、入眠タイミングを就寝予定時間の1〜2時間前にする工夫もできるかもしれません。
女性ならなるべく避けたく思うものですが、太陽の光を午前中から十分に浴びることも、夜の睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌量を上げることができます。
軽い不眠症なら生活パターンを見直すことで改善することができるでしょう。
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