二度寝は良くないの?
「二度寝」・・皆さんはされていますか?
目覚ましが鳴っても「あと5分だけ」「あと10分だけ」と二度寝していて、学校や職場に遅刻してしまった、ということはないでしょうか?
「二度寝ってなんであんなに気持ちが良いんだろう?」と思われたことはありませんか?
それにはちゃんとした科学的理由があるのです。
幸せホルモンが出るから
10分位の短い二度寝であれば、「コルチゾール」というホルモンが分泌され、幸福感を味わったり、ストレスを解消できたりします。
また本当に疲れている時は90分程度二度寝するとスッキリした気分になります。
しかし基本的には二度寝は避けたほうが良いのです。
なぜでしょうか?
身体の周期が乱れて疲れる
一つ目の理由として、二度寝しても体の疲れは取れない、ということです。
二度寝は起きなければならないときにもう少し寝ることなので、精神的な葛藤があるわけです。
それで寝ているように見えて本当には眠っていないので心身が疲れてしまいます。
二つ目の理由として、睡眠時間の周期があります。
睡眠時間の周期は90分でその中でレム睡眠、ノンレム睡眠があります。
もし20分や30分二度寝をして起きてしまうなら、睡眠周期のリズムが乱されますので、スッキリと起きられず、頭がぼーっとしてしまいます。
三つ目の理由として、睡眠不足が挙げられます。
二度寝は睡眠不足が原因の場合が多いです。
睡眠が足りていればスッキリと起きられるはずです。
寝不足ですと、二度寝で数分間でもかなり深い眠りに入ります。
そこで起きなければならなくなるので脳や体が混乱して、なかなか目がスッキリ覚めない、頭がぼーっとする、ということになります。
睡眠周期に合わせて
二度寝の原因は睡眠不足であると説明しました。
ですから睡眠不足を解消すれば二度寝をせずに済むことになります。
睡眠の時間の周期は90分と説明しましたが、90分の倍数の時間だとスッキリ起きられるようです。
90分の倍数ですと6時間、7時間半、9時間となります。
この90分サイクルには個人差がありますが、最低でも6時間以上は寝るようにしましょう。
すっきり目覚めるには
また「寝起きの儀式」を実行することにより脳と体を目覚めさせることができます。
カーテンを開け、コップ一杯の水を飲み、コーヒーを淹れるなどです。
朝食を必ず摂ることも、すっきりと起きて1日の活動を始めるのに最適ですよ!
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「眠育(みんいく)」とは?