睡眠へのプロセス
一日の活動を十分に行なったあとは、お風呂に入って温まるなりアルコールを飲むなりテレビを見るなりして、リラックスする時間を送ると思います。
そうこうしているうちに、朝の起きる時間に合わせて寝床に入って「おやすみなさい」となります。
ところで、自分が眠りに落ちた瞬間を意識したことはありますか。
ほぼすべての方が経験ないと思います。
なぜなら、事実上不可能だからです。
ではどんなプロセスを経て人は眠るのでしょうか。
眠りに入りやすい条件は人それぞれですが、入眠のプロセスはだれでも同じです。
入眠プロセス
まずは導入プロセスから。
体を横たえると、心拍数が落ち着いてきて呼吸もゆっくりになっていきます。
同時に全身の筋肉が緩んでいき、思考もボンヤリとしていきますね。
体温は次第に低下し、反比例するように血糖量は上昇します。
このころはまだある程度の意識がある段階です。これがまどろみです。
頭の中の思考はつじつまの合わないような、夢と現実の狭間のような不思議な感じになります。
入眠幻覚といって、不意に物音を聞いたかのように感じて目が覚めることがあるのはこのタイミングに起こります。
睡眠の始まりはそれに続きます。
いよいよ入眠
ウトウトして睡眠の準備が整うといよいよ睡眠スタートです。
いわゆる眠りに落ちるわけです。
とはいっても徐々に移行していくのではなく、ほんの一瞬の間に眠りが始まります。
それはたった1秒ほどと言われています。
まるでテレビの電源を切るときのように、脳細胞がいっせいにスタンバイ状態になるわけです。
眠りに「落ちる」という表現のとおり、まさにバンと落ちるかのように眠りにつくのです。
ですから、眠りに落ちた瞬間を自分で認識することは無理なのです。
電車や車などに乗っていて、ウトウトするのは気持ちいいものです。
軽い眠りなら体の力は入ったままなので姿勢を保つことができますが、強い眠気を催しているときは姿勢を保つのが難しいですよね。
隣の人にもたれ掛ったり、立っているならガクッと脚の力が抜けたりと。
このようなときも、睡眠プロセスにしたがって身体と脳は眠りの準備をしているのですね。
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