過眠症とは?
不眠症と同じように、人の生活リズムに悪影響があるのが過眠症です。
過眠症というのは、夜はしっかり寝ているにもかかわらず、昼間でも強い眠気に襲われる状態のことです。
夜は眠っているので寝不足ではないのに、どうして昼間も眠くなるのでしょうか。
現在のところ分かっている原因としては、2つ考えられています。
機能障害か
一つは脳内の機能障害のために、覚醒状態を保つのが困難になっている場合があります。
機能が正常に働いていれば睡眠リズムが適切に刻まれるので、昼間は覚醒つまり目が覚めた状態になるはずです。
しかし、覚醒状態を維持する機能の部分に何らかの異常があると、睡眠状態から切り替わりにくくなり、強い眠気に襲われるようになるわけです。
睡眠障害か
もう一つの原因は、何らかの睡眠障害を抱えている場合です。
そのために夜間の睡眠の質が低下してしまい、睡眠時間は十分なのに昼間の活動時間になっても強い眠気に襲われてしまうということです。
では詳しく見ていきましょう。
過眠症のタイプ
過眠症の主なタイプとしては3つあります。
多い順番で挙げると、ナルコレプシー、特発性過眠症、反復性過眠症です。
ナルコレプシー
昼間にもかかわらず周囲の状況にかかわりなく突然眠り込んでしまうという症状です。
このことを睡眠発作といい、日中のあいだに何度も繰り返すのが特徴です。
20〜30分ほど眠った状態が続き、その後すっきり目を覚まします。
所構わず眠ってしまうので、本人も周囲もたいへん困ることになります。
病気だと理解していない人からすると、怠け者だとか失礼な人間だとか誤解してしまうことでしょう。
「情動脱力発作」といって、驚いたり笑ったりなど感情を急に動かされると、全身の力が抜けてしまうことも起こります。
10歳代後半に発症することが多く、世界で1,000人〜2,000人に一人の割合です。意外と多い数字ですね。
特発性過眠症
昼間の強い眠気が60分以上つづくので当然眠ってしまうわけですが、ナルコレプシーよりも症状が重いことが分かります。
しかも、目覚めたのちも眠気が取れないままですし、患者によっては夜間の睡眠時間が10時間以上ある人もいます。
10〜20歳代から発症し、割合はナルコレプシーより低いとされています。
反復性過眠症
強い眠気を催すのが3日から3週間つづくので、その間寝たっきりになります。
その後は自然に回復ししばらく何も起こらなくなるのですが、不定期で再び繰り返します。
非常に稀なケースであり、男性が発症しやすいと言われています。
心当たりがある方はすぐに専門の医師に診てもらうようにしましょう。
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