子どもに落ち着きがないのは睡眠障害?
子どもというのは一人一人個性が異なっていて、おっとりしたタイプの子もいますし、いつも動き回っているタイプの子もいます。
ご自分はどちらでしたか。
子どもはそういうものだから、と落ち着きがなくても特に気にはならないかもしれませんね。
落ち着きがないからといってそれ自体はあまり心配しなくても良いでしょう。
しかし、性格からではなく何かの隠れた疾患のために落ち着かない場合もあります。
一般的に連想されるのは注意欠陥障害かもしれませんが、そのほかに睡眠障害のために落ち着かないということもあるのです。
しかも日中に眠たくなるのではなく、落ち着きのなさとして現れるのです。
考えられるもの
むずむず脚症候群や睡眠時周期性四肢運動障害という名前を聞いたことはありますか。
むずむず脚症候群とは、就寝後浅い眠りのときに足の裏やふくらはぎのあたりがむずむずしてきて眠りから覚めてしまうという睡眠障害です。
睡眠時周期性四肢運動障害は、寝付いたばかりのころに脚の筋肉が周期的にピクッと無意識に動いてしまう睡眠障害です。
もし寝入りばななに布団の下で脚がガサガサ動いていればその疑いがあります。
睡眠専門医に相談しましょう
これらのいずれも熟睡を妨げます。
子どもがこれらの障害なのかを判断することは素人にはできません。
一度は専門医を受診しておけば安心でしょう。
家族で判断しやすいものもある
睡眠時無呼吸症候群は今では広く認知されるようになりました。
大人、特に肥満気味の中年男性に多いですが、実は少数ながら子どもにも見つかることがあります。
もしお子さんのいびきがひどいと感じるなら扁桃腺の肥大が疑われます。
睡眠時無呼吸症候群は子どもでも睡眠が阻害されますので、不眠症と同じような弊害が出てきます。
適切な治療を受けさせて、睡眠障害をなるべく早く解消してあげましょう。
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