不眠症と食習慣の関係

不眠症と食習慣の関係

「午前中は元気が出ない」人は不眠症になりやすい

 

毎日の食習慣で不眠症の原因になりやすいのは、「朝ごはんを抜く習慣」と「夜遅くなってからの夕食」です。

 

夜よく眠るためには、朝スッキリと目覚めることがたいせつです。

 

朝の目覚めが中途半端で、心身ともに活動態勢に入る時間が後ろにずれてくるほど、夜の寝つきも後ろにずれてきます。

 

午前中はぼんやりしていて、やっと昼過ぎから、あるいは夕方になってから元気が出てくるというのは、いちばん不眠症になりやすい生活パターンです。

 

朝の目覚めに役立つのが、きちんと朝食をとる習慣です。

 

体内時計は脳にあるだけでなく、肝臓などの内臓、消化器官にもあるといわれています。

 

朝の光で脳の体内時計がリセットされて脳が覚醒モードに入っても、朝食で消化器官を覚醒させないと十分ではありません。

 

朝食が1日のリズムをつくる

 

毎朝決まった時間に朝食をとることで、1日の身体のリズムを整えることができます。

 

食物を噛むことは脳を覚醒させるはたらきがあります。また、朝食で覚醒した消化器官は規則正しい朝の排便をうながします。

 

炭水化物ダイエットというのが流行していますが、炭水化物は脳や身体を覚醒モードに切り替えるためにぜひ必要な栄養素です。

 

もし炭水化物を制限するなら夕食のときにして、朝は必ずある程度はパンやご飯など炭水化物の食品をとるようにしましょう。

 

夕食は朝食から12時間以内に

 

夕食は朝食から12時間以内にとると、1日の「覚醒―睡眠」のリズムがうまく作れます。朝食が午前7時なら、夕食は午後7時までにとるのが理想です。

 

夕食は炭水化物を少なめにして、タンパク質、野菜のメニューを中心にしましょう。

 

食事の後3時間くらいは、朝ほどではありませんがやはり脳も身体も覚醒モードになります。

 

少なくとも寝る3時間前には夕食を済ませておくようにしましょう。

 

そこから少しずつ活動をトーンダウンしていくのが、うまく眠気を引き寄せる夜の過ごし方です。

 

夜食は睡眠の邪魔をするものではありません。

 

お腹のすいたままベッドに入るよりは、むしろ寝付きやすくなります。

 

ただし、血糖値を上げる炭水化物系はできるだけ少なくして、野菜スープなどお腹を温めるものが適しています。

 

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