夜勤やシフト勤務での睡眠改善
働き者の日本人はついに24時間眠らない社会を作り上げてしまいました。
それに伴って、交代制の仕事や夜勤についている人も多くなりました。
24時間営業しているものとしてコンビニは代表格ですが、生産工場、流通業、病院、老人ホーム、ファミレス、土木業者など、業種は非常に多くなっています。
そしてその中で働く人たちも増え続けています。
従事している人たちの実に80%近くが何らかの症状を訴えていると言われています。
睡眠障害、さらに消化器不良、自律神経不調など体調を壊しています。
なぜ不調になるのか
シフト勤務の場合は常に勤務時間が変化するために、生体リズムが付いていかず、夜なのに眠れず、昼間は非常に眠いとか、作業仕事の能率が低下する、倦怠感など仕事そのものに弊害が出ます。
夜勤のみの仕事でも、休みの日は日中に活動するわけで、昼夜の逆転が頻繁に起こることによって睡眠障害を抱えやすいでしょう。
改善していく方法
働き続けながらどのようにして睡眠を改善していくことができるでしょうか。
夜勤で入る場合は、連続2日以内なら本来の生体リズムを変えないようにすると良いでしょう。
シフト勤務ならば、できる限りで日勤の次に準夜勤、その次は夜勤というように一日が長くなる方向でシフトを入れるほうがまだ負担は少ないでしょう。
これを崩さないように努力してみてください。
専門医に助けを求める
働き方の工夫で対処しきれないなら、専門的な睡眠治療をお勧めします。
治療では薬物療法がとられることがあり、睡眠薬を医師の指導のもとで使用し、まず不眠症状を改善していきます。
そののちに、薬物を減らしていくようにし、最終的には中止を目指します。
もちろん日勤の仕事に変えられれば良いのかもしれませんが、そうはいかない事情もあると思います。
仕事を選んでいられないくらい就職が難しい時代ですが、シフト勤務や夜勤で働いているとしても体調を壊しては元も子もありません。
睡眠を軽く考えないで、できる限り生活リズムを一定にするように心掛けていきましょう。
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