徹夜で勉強する効果は?

寝ずに徹夜で勉強する効果は?

毎日コツコツ勉強する子どもなら、テスト前になって一夜漬けで勉強する必要はないでしょう。

 

でも、直前になって始めて試験勉強をするタイプの場合は、試験範囲のボリュームによってはまともな時間のうちに終わらずに徹夜になることもあるかもしれません。

 

では徹夜で勉強した場合、翌日は成果が出るのでしょうか。

 

もう子どもではないのだから一日くらい寝なくてもへっちゃら、と思っていますか。

 

大事なことをやっています

 

夜の睡眠の時間に身体の中でどんなことが起きているのか考えるとよいでしょう。

 

眠っているとき、私たちが知らないうちに脳と身体はそれぞれ重要なことをしています。

 

まず身体のほうは体力を回復するとともに細胞の新陳代謝を行なって、日中の活動で疲労しダメージを受けた内臓や筋肉の修復を行ないます。

 

働き続けることはできませんから、肉体的に休息が毎日必要です。

 

脳に休息を

 

脳も毎日の休息が必要です。

 

とくに大脳は意識や記憶をつかさどるところ、目覚めているかぎり休むことができません。

 

睡眠中に日中の出来事や勉強したことなど、様々な記憶しっかり定着させる作業をしていると言われています。

 

このように、睡眠は脳と身体のために不可欠なものですから、毎日欠かさないことが大切だということが分かります。

 

ですから勉強のためでなくても徹夜するとこと自体がダメージを翌日に残すことになります。

 

ということで、徹夜で勉強することはどれほどの効果があるのかお分かりでしょう。

 

翌日はどうなるか

 

確かに出題範囲を網羅したいというのもよく分かりますが、全部を網羅して頭に入れたとして、翌日の試験本番にすらすらと思い出すことができるでしょうか。

 

睡眠は記憶を定着させる作業をしますが、徹夜した場合定着させるための時間がないわけですから、ほとんど忘れていることでしょう。

 

徹夜明けの試験はその他の点でも当人にとって不利と言えます。

 

確実に寝不足なのですから集中力は間違いなく低下し、断続的に睡魔に襲われます。

 

さらに注意力が散漫になるため、設問の読み違えや書き間違いなどのケアレスミスが多くなります。

 

脳が前日からずっと働き続けているため、パフォーマンスが非常に遅くなるという弊害もあります。

 

ですから、徹夜で勉強するのは効果がほとんど上がりませんし、害があるということをよく考えて、十分な睡眠を確保しましょう。

 

そうすれば試験のときに頭がよく回り、確実なところで確実に正答を出せるでしょう。

 

 

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