入眠できるよう夜は「リラックス」を心がける
ストレスは簡単には解消できない
ストレスが眠りをさまたげるといわれても、ストレス(心のお荷物)をそう簡単になくすことはできません。
アメリカ人が感じるもっとも大きいストレスは配偶者の死で、その次が離婚だそうです。アメリカ人には限らないだろうという気がしますがそれはともかく、こういう大きなストレスを手軽に「解消」する方法はありません。
日本人の場合は職場や地域、親せきなどの人間関係がストレスになりやすいといわれています。
こういうストレスも、いわゆる「ストレス解消法」で解消することは期待できません。
やはりじっくりストレスと向き合って、「みんな悩んで、大きくなった」という方向で包み込んでいくしかないようです。
入眠のじゃまをする「緊張」をときほぐす
私たちが不眠症の対策としてすぐできることは、ストレスそのものの解消ではなくて、それによって緊張した神経や筋肉(肩こりなど)をできるだけ解きほぐしてやることです。
また、仕事や遊びに集中することで興奮した脳や神経をしずめることも、寝つきをよくするために必要です。
これをひと言でいうと「夜はなるべくリラックス」ということになります。
このリラックス法には、例えば次のようなものがあります。
- 夕食のときにすこし晩酌をする。
- 軽いストレッチをする(身近に親切な人がいる場合はマッサージしてもらうのももちろん効果的)。
- 部屋の照明をすこし暗くする。
- ぬるめのお風呂にゆっくりつかる。
- 気分が落ちつく音楽を聞く。
- アロマオイルなどで、心が落ち着く匂いをかぐ。
以上はどれも自律神経のうちの交感神経をしずめて、眠気を誘いやすい心身の状態を準備してくれます。
眠ろうという意識から気をそらす
また、ベッドに入ってから眠ろう、眠ろうとするのも、それが一種の緊張状態を作ってしまいかえって眠れなくなります。
じつは不眠症の原因でもっとも多いのは「ちゃんと眠らなくては」とか「早く寝つかないと睡眠不足になる」という几帳面な考え方だといわれています。
これは「今夜も眠れないのかなあ」という心配が不眠症をよけいに悪化させているパターンで、「精神生理性不眠症」と呼ばれています。
その対策は、できるだけ「眠ろう」という意識から気をそらすことです。
寝ながら本を読むという手もありますが、最後に電気を消さなければならないのが難点です。
i-podなどで誰かの講演録や古典落語を聴くなど、少し面白くて、少し退屈なものに神経を集中させることで、入眠のじゃまをしている雑念をふり払うことができます。
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