睡眠リズムは何が決めているのか
人間の生体が持っているリズムがあるのをご存知ですか。
毎日の睡眠はリズムが刻まれている結果として、繰り返し確実に巡ってくるのです。
人間の体を支配するリズムは6種類あることが分かっています。
リズムの種類
最短が90分リズムです。
ちょうどレム睡眠とノンレム睡眠が交互に入れ替わる周期がこれです。
人間が注意を集中できる持続時間もおよそ90分だと言われています。
他には、12時間リズム、24時間リズム、1週間リズム、1ヶ月リズム、1年リズムがあります。
そのリズムは何によって決められているのでしょうか。
通常は、日の出と日没に関連した明るさと暗さの繰り返しの中で、目覚め、活動し、就寝します。
ということは社会生活をしている結果として睡眠のリズムが刻まれるのでしょうか。
多くの研究が行われてきた結果、もっと大きな要素があることが分かってきました。
生体リズム
その一つは生体リズムです。
DNAに組み込まれた時計のようなものを体は持っているのです。
かつて、周りの変化をいっさいシャットアウトした環境で生活すると生活リズムはどうなるか、という実験が行われたことがあります。
地下室で温度や湿度を一定に保ち、照明を自由にオンオフしてよいことにすると、約24時間のリズムで生活することが分かりました。
この人間が持っているリズムを「概日リズム(サーカディアンリズム)」と言います。
太陽のリズム
さらには太陽リズムも影響を及ぼしています。
太陽は約23時間56分、つまり約24時間ごとに1周していきますが、この光の変化のうちでとくに朝の日光が1日をリセットすることが判っています。
太陽の光もしくはそれに匹敵する強い光を目にすると、目が覚めるだけではなくそれが1日のスタートを切ることにもなるということです。
脳の中には視交叉上核という部分があり、目の神経とつながっています。
ここに体内時計があるのですが、目から入った光の刺激を感知しているのです。
この他にも2ヶ所体内時計が見つかっています。
これらの他に、月の周期との関係性や潮の満ち引きなどが体液にも影響を及ぼしている、など様々なことが研究されています。
このように、睡眠のリズムは単一のものではなく、多くの要素が関係していることが分かりますね。
奥が深いものです。
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