枕の寿命は意外と短い?
何事にも寿命があるのもので、枕も例外ではありません。
では、どのくらい枕としての機能をキープできるのでしょうか。
ご自分はいま使っている枕、何年ぐらい使っていますか。
中身に使用している素材によって寿命が変わります。
伝統的なそばがら
昔から親しまれている“そばがら”の枕。
実は枕として使用しているうちにそば殻が割れて、そば粉が出てきます。
その状態になりますと、虫が付きやすくなりますし、アレルギーを引き起こす場合もあります。
適切な状態で使えるのは、半年から1年と言われています。
定期的にそば殻が割れていないかチェックしましょう。
人気の低反発ウレタン製は
低反発ウレタン素材の枕は、安眠できるということで高い人気があります。
体圧を分散することによって、ひずみを解消する効果がありますが、その機能は恒久的なものではありません。
使っているうちに、反発性や柔軟性が徐々に失われていき、体圧分散効果もなくなってしまう場合があります。
頭の形のまま復元しなくなったり、形が崩れてきたりしたら、そろそろ寿命と言えるでしょう。
使い方によりますが、だいたい半年から3年と言われています。
わた製の枕
ポリエステルわた素材は、人工繊維をわた上に加工したものです。
クッション性があるので、枕やクッションによく使われています。
フワフワと柔らかくてボリュームがあり、低価格なのが特長です。
ポリエステルわたは使用していくにつれて、弾力性やボリュームがなくなっていきますので、枕としての高さが低くなっていきます。
おおよそ1年から3年が寿命と言われています。
通気性に優れたパイプ素材の寿命
パイプ素材・ストロー素材は通気性がとても良く、虫が付く心配がないことに加えて、水洗いができるのが特長です。
代表的な素材の中で最も長く使えて、3年から5年くらい持ちます。
多少ごつごつしたり、寝返り時にざわざわ音が鳴ったりするところが気になるかもしれません。
パイプがつぶれてきてボリュームがなくなってきたら、取り換えの時期です。
そのほか、羽根、フェザー、ひのき、スノー低反発素材、など様々な素材の枕がありますが、いずれも長くて5年以内に寿命を迎えます。
枕を選ぶとき、寿命のことまで考えないかもしれませんが、安眠できる状態をキープするには大切なことではないでしょうか。
次はこちらへどうぞ!
なぜ枕は通気性が重要か
自分に合った枕を選ぶなら!
快眠まくらランキング