高齢者は眠りのリズムが弱くなる
年齢とともに眠りの深さや強さが浅く弱くなると言われています。
昼間にテレビを見たり新聞を読んでいるときにウトウトすることも多くなるでしょう。
リズムが弱まる理由
以前よりも日中の活動量がどうしても減っていくことによって、適度な疲れがなかなかできなくなり、身体の休息の必要もなくなっていきます。
身体の生理機能の低下による不眠というのもあります。
一日のリズムが前にずれていく傾向も強くなります。
例えば、夕方のうちから眠たくなって夕食を食べたら早々と床につき、太陽が上がる前に目が覚めて活動を始めるものの、昼食後にも長めの昼寝をしている、という感じです。
眠りのリズムが弱くなると他にどのような問題があるのか見ていきましょう。
入眠障害
布団に入ってから眠りにつくまでの時間がとても長い状態のことを言います。
健康な方なら早ければ数分間で眠ることができるのに対し、入眠障害のある方の場合は30分以上、1時間以上かかります。
眠れない、という気持ちが募ってしまい、夜が辛くなります。
中途覚醒
一晩のうちに何度も目が覚めてしまう状態のことです。
目が覚めてもすぐ眠れればいいのですが、中途覚醒の場合は入眠障害のようにその後になかなか寝付けないことが伴います。
早朝覚醒
睡眠時間が十分だからではなく、何時に就寝したときでも早朝になると目が覚めてしまう状態のことです。
これも生体リズムが弱くなることで睡眠状態を長くキープすることが難しくなっているものと思われます。
この場合ももはや寝付けないことが多いかもしれません。
熟眠障害
ある程度の睡眠時間は取っているのに、起床時によく寝たという実感や満足感がない状態のことです。
寝付けていて、途中で目が覚めることもないのに、十分に眠れた感じがしないのもかなりのストレスになります。
これらの中でも中途覚醒と早朝覚醒がとくに多く見られる症状です。
これらに心当たりがあるなら、ご自分やご家族の睡眠リズムが弱くなっていないか確かめて対策をするようにしましょう。
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